キミの香り ーDéjàvu デジャヴー 番外編

「みんな私たちのこと
付き合ってるみたいって言うけど
ただ、一緒に帰ってるだけなのにね」


学校帰りにキミが言った



「あー、うん…」


オレも少し
付き合ってるみたいって
思ってた


確かに、一緒に帰ってるだけ



「付き合うって…
朝起きたら、その人のことが気になってて
毎日LINEしたり
学校でも話してるのに
声が聞きたくて電話してみたり
授業中も気になって目で追ったり
一緒にいるとドキドキしたり
約束しなくても毎日一緒に帰って
その人といると楽しくて
寝る前にも
その人を思い出して…
…
手、繋ぎたいな…とか
キスしたいな…とか
…
そんなふうに相手のことを想うことだよね」


キミは言った



「うん…そーだね…」



「何個、当てはまってた?」



「え、なにが?」



「私が今言ったこと
倉田は
何個当てはまってた?」



ドキ…



「…」



答えられなかった

全部だったから…




ドキ…ドキ…


ドキ…





< 19 / 81 >

この作品をシェア

pagetop