これからの記憶をあなたと二人で
「やっぱりいいよ」

晴人は少し嬉しそうにしながら、

「おう!仕事早く終わったらまってて」

そう言い残してその場から立ち去る。

少しだけ心のもやもやがなくなった気がする。

少し仕事が長引いて遅くなってしまった。

早足で入口まで行くとすでに晴人は来ていた。

さっきよりももう少し早足で晴人の側まで駆け寄る。

「ごめんー仕事長引いた。」

晴人は人好かれしそうな笑みで

「全然大丈夫」と返しくれた。

ほんとごめんともう一回謝って今日はどこに

行くのか尋ねると「今日は公園にでもする?」
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