大切な人達よ
「皆、落ち着きなさい。」


そんなうるさい僕らをいつものように止めるのはやっぱり澪華で、澪華が桜坂高校に転校したら華ノ宮高大丈夫なのかな?と冗談抜きで考える。


「理事長、私も一年転校するのはちょっと、、」


澪華も自分からちゃんと嫌と伝えたから大丈夫

だよね、、、

「そうかもしれないのう、じゃあ、こうしようかの」

そう言って理事長は僕らの方に目を向けた


「仮で一週間澪華を桜坂高校に転校させる、、」

そこで一旦言葉を切ってじゃが、と話を続ける。


「それでもし、一週間経っても桜坂高校の生徒会と

関わりを持たなければ、、」


「澪華の転校は取り消して生徒会役員で情報集めをさせる、」


「じゃがもし、澪華が生徒会の人に話しかけられて自分達の城に入れられたら、、、」


澪華は一年桜坂高校の生徒になってもらおうかの~。

と、皆の反応を楽しんでいるように、


いや、、、この人絶対楽しんでるよね~。

その後強引に理事長室から出された僕らは出される前に理事長が言っていた事を考える。


ー理事長室から出される前ー


『澪華の偽名とか細かい設定は生徒会のお主らに任せるぞ、後桜坂高校の生徒会の顔は教えないで転校してから見るのじゃよ?』


『桜坂高校生徒会の顔を見せたらいけないん
ですか?』


すると理事長はニヤリと笑って


『澪華は桜坂高校の生徒会の顔を知ったら会わ
ないように徹底的に避けるじゃろ?』


そっか、そしたら一週間だけだし運が良ければ

会わなかったりするもんね、


『分かりました。』


理事長は返事をした澪華に目を向けて

わかっているとは思うのじゃが、
といいながら、


『もし、約束を破って調べたりしたら一週間の
猶予関係なく一年転校じゃよ?』


サラッと怖いことを口にした、


いや、ホントに怖いよ!流石澪華のお母さんだよね


『春よ、お主声に出ておるぞ、』

ギクッやばいかも、と思い澪華をみると

『春、後でちょっと話し合いをしましょうね?』

『ヒィー、許して下さい澪華さまー!』


その後長々と説教というなの精神的苦痛を与えられた僕は泣く泣く理事長室を出ていったのである、


その理由は簡単だよ?


怒ってたのは澪華だけじゃなくて理事長もだったって

だけ、、で、うん、もう二度とあんなこと言わないよ。


後が怖いしね。


そう反省したぼく、春であった、ちゃんちゃん!
< 15 / 34 >

この作品をシェア

pagetop