甘い恋には程遠い

んんっと咳払いをしてから
真面目な顔で私を見つめる
大神のこの顔面には未だに慣れへん。

慧「うん。それで、誘おうと思ったんだ。」

桃花「誘う?」

慧「成瀬も一緒に行かないかな?って。
つか、一緒に行って欲しい。
向こうの皆に、俺の彼女だって紹介したい。
大阪でも楽しく暮らせてるって安心させたい。
だから…一緒に来てくれないかな?」

桃花「…え。あ、うん。行く。」

大神の言動全てが私をドキドキさせる。
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