甘い恋には程遠い

愛される。って事なんや。

桃花「…ごめんなさい。」

慧「うん。」

桃花「大神に心配かけてごめんなさい。
後、急いでここに来てくれてありがとう。」

慧「うん。」

桃花「大神に話したい事あって…
居ても立ってもおられへんくて
家飛び出てきてしもた。
これで、こんな無茶な事は最後にする。
…せやから私の話、聞いてくれますか?」

慧「うん。聞くよ。」

初めて大神の部屋へ行った。

必要な物しか置いてへん
大神らしい部屋。
でも、テレビ台の上に
私と撮った写真が飾られてて
ああ、私は大神にとって
必要なんやと思ったら
胸がギュッと締め付けられた。

長い長い話。私の気持ち。
大神をどれだけ好きか
ありったけの思いを伝えた。

その日、私は
大神の隣でぐっすりと眠った。
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