甘い恋には程遠い

桃花「私はさ。…大神が
初めての彼氏で。
知らん事だらけで。でも…
大神が大丈夫って言うなら
大丈夫なんやろうなとも思ってて…
どう伝えればええか
分かれへんねやけど…あの…
嫌やなて思てる。」

まとまれへんけど、今思ってる
全部を大神にぶつけた。

慧「うん。そうだな。
分からないよ。俺にも分からない。
絶対に上手くいくなんて保証はない。
今まで以上に喧嘩して、すれ違って…
でも気軽に会えなくて…辛いって
思う日、きっとある。
でも、俺は…例えば、大人になって
成瀬から結婚式の招待状が
送られてきて…成瀬の隣で見知らぬ男が
笑ってたら笑顔で祝福なんて出来ないよ。
俺が隣にいたかったって…後悔する。
だから、後悔しない未来を作って
いきたいって思ってる。」
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