俺のボディガードは陰陽師。~第三幕・不穏な悲鳴~
次はまさか…カトレア会のみんな?
いや、舞絵には新年会で会ってるじゃねえか。
次の定例会には参加しろだなんて言われたし。
…いや、出る気、全くないけどね。
だけど、運命の歯車ってやつは、やっぱり気まぐれで。
これから予想以上の展開が、俺を待ち受けていたりなんかする。
「え。親父、伶士んち泊まってたのー?ずりー」
翌朝は月曜日。
体育館の朝練にて、瞳真くんに昨日の事をさりげに報告したら、そんな返答が返ってきた。
「久々に二人で語り明かしてたよ。昔話なんかして」
「ずりーずりー。俺もお泊まりしたかった。伶士んちの酸素カプセル入りたかった」
「…いつでもおいでよ」
俺目当てじゃなく、酸素カプセル目当て?
「あぁー。明日からビバ連休だけど、予定あるしなー」
「へぇー。何すんの」
「ダプルパチンコ」
「………」
…えっ?
ホントにパチンコ行くんじゃないよね。
でも、その意味を問うのはなぜか恐ろしくなってしまった。
いやらしいアンサー返ってきたら困る。