140字物語
告白しようって、決めたのに


好きだって、思いを伝えようって……


なのに、今日の君の隣には、知らない女がいた


私が向けてほしかった優しい視線が、他の女に愛おしいと伝えている


足が動かない


自分の行動力のなさに笑えてくる


涙が零れ落ちると、私は彼に背を向けて逃げた



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