それを恋だと知ったとき。
プロローグ




スポットライトが私を照らす。


うっすらと見える客席には私を待っている観客がいる。




歌わなきゃ。


辛くて、悲しい思いをのせて。



それがミュージカルだから。



わかってる、歌わなきゃ。



 




ーーーあれ、声がでないや。


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