好きと掟の間に

妹の恋



「お母さーん!

いつになったらラケットのガットの張り替え連れて行ってくれるの?!」



日曜の朝、

ご飯を食べているあたしの横で

妹がこうお母さんに怒鳴りつけた。


あたしの妹は硬式テニス部に所属している。




「ごめんって言ってるじゃない、この間から!

ここの所ずっと仕事で忙しいのよ。

まったく、

自分で行きなさい自分で。」



「あんな遠い所自転車でなんて行けるわけないじゃん!!」





…あたしは普通に行ってるけど?




妹の通う高校の方が、

遥かにうちに近いのだ。



だから体力も無いのか?


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