トップリーガーの恋②～おまえの未来にトライする～

今まで、澪の仕事振りを尊敬していた人達、特に喋りたくても喋れなかった後輩達は、理桜のように澪と接する事が出来て喜んでいるのだ。

看護師仲間達は、今回の結婚発表も自分の事のように喜んだ。

ただ病院内には、色々な職種の人が沢山居て、澪の周りは皆祝福しているが、一部外来受付の人達は、良く思っていないと理桜は聞いている。

理桜は、皆に祝福されている澪に水を差したくはないが、澪に気をつけてはもらいたい。

「澪さん、ちょっとだけいいですか？」

「？どうしたの？」

「私の同期からの情報なんですが、外来受付の何人かが澪さんの結婚を良く思ってないらしく、何もないかも知れませんが、気をつけて下さい」

「理桜ちゃん、心配してくれてありがとう。顔はわからないけど、制服はわかるから気をつけるわね」

「何かあったら、すぐ言って下さいね」

「ありがとう」