トップリーガーの恋②~おまえの未来にトライする~
もちろん、湊斗と颯斗はスタメンだ。

ブルーナイツのメンバーにボールが渡ると興る黄色い歓声。

両者譲らず、まだ得点なし。

前半35分試合が動く。

ブルーナイツがパスを回し、ジリジリと相手陣地に攻めていく。

トライラインまで、10メートル。

湊斗にボールが渡った瞬間、一気に前に走り出した。

「「キャ~」」と上がる歓声。

澪は手を握りしめ力が入る。

相手のタックルが湊斗を目がけて突っ込んでくる。

湊斗は、フワッと飛び交わし、ステップをきる。
華麗なステップに一瞬静まる会場。

そのまま、トライラインを越えポール真ん中まで走りボールを両手で置く。

ピーと審判の笛。
「トライ」と手が上がった。

「「「わぁ~」」」と大きな歓声。

仲間が湊斗に集まってくる。

「湊斗、サンキュー」と湊斗の肩を抱く颯斗。

そう、湊斗がその場でトライせず、真ん中まで運んでくれたお陰で、キックはど真ん中で蹴れる。

前半終了間際、ブルーナイツに7点が入った。
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