エリート副社長様の強引プロポーズなんてお断りします。
「お話もいいですが、ご飯たべませんか? ここの鯛めしが絶品なんです。」
鯛めし……!! 私の大好きな料理だ。
「食べたいですっ!」
「……おい、絢香」
ううっ……やっちゃった。どうしよう。
食い意地張った女だよね……これじゃあ。
「ははっ……ご飯は沢山食べる人好きですよ。俺も鯛めし大好きですので。」
ふぅ……良かった。縁談を断るとしても一応会社としてはよく見られなきゃだから。
「和水社長? 可愛らしいお嬢様ですねぇ、是非とも、私はお嫁さんになって欲しいです」
「五十嵐副社長にそう言っていただけるなんて光栄です……」.
絶対、お世辞だ。可愛らしいだなんて、嘘に決まってる。
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