姫になった娘と一緒に守られているワケあり元妃は、女子高生

両手を挙げて、着替えた姫奈。
そして、あたしは、新しい学校の制服に着替える

リビングに戻ると2人でコーヒーを飲みながらテレビを見ている玲央君たち

「れいくんっ」

「おわっ」

「きがえてきたよっ」

「あっぶねぇだろうが。お前が火傷でもしてみろ。
今日の出かけも中止になるんだぞ?」

「ごめんなさい」

しゅんとしてしまった姫奈の頭をポンポンしてくれる麗君

「分かればいい。璃和も新しい制服着てたんだな」

「うん。岬君と剛君でしょ?」

「だろうな。でも、制服姿も久々に見たな。
2年ぶりぐらいだな」

確かに。2年は制服も来ていない。
でも、なぜだか知らないけど、留年も免れているあたし。

「璃和も送っていくから一緒に乗って行け」

でもっ

「大丈夫だ。学校まではしっかり送ってやるさ」

いやいや。送っていかなくても、間に合うんだけどなぁ・・・

「ママも、いっしょにいこー?」

姫奈はきっと、意味も理解していない。
玲央君や麗君と一緒に行けば、どんな目で見られるか分からない。
神楽にいた時もそうだった。
追い出されたときも、思い出したくもない目で見られてたのを思い出す

「ママ・・・?」

「璃和。大丈夫だ。その制服を着てれば、お前は
俺達の関係者だって、すぐにわかる」

玲央君たちの関係・・・?

「どういう・・・」

「すぐにわかるさ。一緒に行くぞ」
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