深紅と浅葱
「宴!?
なんだ…褒美のようなもんだな」

「良かったな!葵!」

「いやいや、葵には苦痛なだけだ」

「警備は、新選組にお願いするようです
葵斗の働く姿を見たいのだとか」

葵が一葵の反対側に葵斗を挟むように座った


「宴…やだな…」

「俺…頭とか大丈夫かな…」

葵斗が両手で2人の肩を抱いた



「お前達なら大丈夫!
何かあったら、俺のところにこい!
何でも聞いてやる!」

「葵斗とこんなに話せる日がくるとは思ってなかったです」

「本当!あの葵斗に励まされたって
皆に言ったら驚くぞ」

「なんなんだよお前達…」

「白無垢の件、露子さんに予定聞いて下さい」

「わかった
まず、結婚の申し込みからだな」

「じゃ!俺達はこれで」



葵達が帰った後
葵斗が幹部らに頭を下げた

「よろしくお願いします」

「あー!やめろ!
もっと楽にしろ!」

「あはは!あの葵斗だから
すぐには無理だろ!」

「あのってなんだよ ったく!」


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