深紅と浅葱
その7
とある夜のこと
新選組の捕り物中
沖田がふと視線を外へ
『この感じ…』
「どうした!?」
土方が放心状態の沖田に声を掛ける
「土方さん…抜けていいか?
葵が追ってる奴が近くにいる
俺…葵のところに行きたい」
1点を見たまま言う沖田の様子が
気になり、考えた
「永倉!俺達抜ける!
近藤さんに遅くなるって伝えてくれ!」
「は?…おう!!」
土方の緊迫する声色と沖田の様子で
何となく理解した
「総司
俺がついていけるくらいで走れよ」
「わかった」
走り出した沖田に合わせて走る
沖田の視線は相変わらず1点を見たまま
近くにいると言った言葉と違い
捕り物現場からどんどん離れていく
なぜ居場所がわかるのかという疑問は、考えないようにした
沖田から伝わる緊迫感で
危険に近づいているのがわかる為
話し掛けれなかった
新選組の捕り物中
沖田がふと視線を外へ
『この感じ…』
「どうした!?」
土方が放心状態の沖田に声を掛ける
「土方さん…抜けていいか?
葵が追ってる奴が近くにいる
俺…葵のところに行きたい」
1点を見たまま言う沖田の様子が
気になり、考えた
「永倉!俺達抜ける!
近藤さんに遅くなるって伝えてくれ!」
「は?…おう!!」
土方の緊迫する声色と沖田の様子で
何となく理解した
「総司
俺がついていけるくらいで走れよ」
「わかった」
走り出した沖田に合わせて走る
沖田の視線は相変わらず1点を見たまま
近くにいると言った言葉と違い
捕り物現場からどんどん離れていく
なぜ居場所がわかるのかという疑問は、考えないようにした
沖田から伝わる緊迫感で
危険に近づいているのがわかる為
話し掛けれなかった