深紅と浅葱
「ギリギリまで助けに行けねぇけど
必ず!助けに行くからな!」

沖田が葵に真剣な眼差しで言う

「はい」



とある店の1室で、客に挨拶をする

客が3人いることは、聞いてない


『大丈夫助けに来る』

沖田の言葉を思い出した

酌をしようとすると
手を握られる


『え? …もう?』



体を引き寄せられ、男の腕に収まる
すぐに轡をされる

そして、両手、両足を押さえられた


『この人達… 慣れてる』


あっという間に紐で結ばれる


「肝の据わった女だ」

「大人しくしてろよ」

「すぐに終わるさ」





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