AIが決めた恋
そして、僕達は無事に体育館倉庫を出た。
1限を無断で欠席してしまったことに、多少の罪悪感はあるが、仕方の無いことだ。とにかく、ここから脱出することができて良かった。

「佐倉は先に教室へと戻っていてくれ。俺は着替えがあるから。」
「分かった。もし2限にも遅れそうだったら、僕の方から伝えておくよ。」

正直、ホッとした。今、真島くんと一緒に教室へ戻ったら、その間、何を話したらいいか分からなかった。

「それから、佐倉、君にいいたいことがある。」
「何?」
「君とは、仲良くなれそうだ。」

どうして彼がそう思ったのか、皆目(かいもく)検討(けんとう)がつかない。
僕は何と返したら良いのか分からなくて、作り笑いを浮かべた。
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