AIが決めた恋

相性1位は…?

反省文を書き終わった後、僕達は教室に戻り、ロングホームルームを受けた。本田くんも、あの適当な反省文を提出したそうだが、許されたみたいだ。
話し合いで、文化祭の出し物は、喫茶店に決まった。
よく、学園モノの小説やアニメやドラマで、文化祭の際に喫茶店を行う話をよく見るから、憧れがあった。これに決まって良かったと思う。
因みに、本田くんは、全員水着カフェを提案していたが、あっさりと却下された。
そして、今日は大きなイベントがある。その為に、僕達1年生は、全員体育館裏に集められた。

「えー、それでは、ただ今から、今年、相性1位で入学したペアの発表を行います。」

そうだ。今日は、相性1位で入学したペアが発表され、今年の文化祭で2人で行うことが発表される。
疑っていたわけでは全くないが、遊園地へ行った時、帰りの電車で真島くんから聞いた話は、本当だったのだと驚いた。

「なあなあ、蛍貴!誰が呼ばれると思う?やっぱ俺とお陽芽かなぁ?だって俺達チョー仲良いし!絶対相性1位だわ。」

隣で本田くんが先程から仕切りに自分達が1位なのではないかと騒いでいる。
体育館では、出席番号順に並んで着席しているが、クラスを3等分して、3列に並んだところ、本田くんと席が隣になったのだ。
普段の教室では、出席番号順ではなく、先生が勝手に決めた席なのに、体育館に集合する時は、何故かいつも出席番号順だ。
因みに、僕の前が湖川さんで、斜め後ろが真島くんその2つ後ろが桃野さんだ。
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