AIが決めた恋
「ちょっと待ってください…!1人にしないでくださいよ。」

幽霊は怖いけれど、薄暗い中に1人でいるのも相当怖い。私は慌てて真島くんを追いかける。

「もう、自ら怖い方へ立ち向かうなんて…。真島くんは幽霊が怖くないので──」

そこまで言いかけた時、真島くんが突然足を止めて、硬直した。

「どうしたのですか…?」

私が聞いても返事が無い。驚いた表情で絶句したまま前方を見つめている。
まさか、本当に幽霊を見つけてしまったのだろうか。
私は、恐る恐る真島くんの目線の先に目をやった。

「っ……!!」

そして、目をやったことを直ぐに後悔した。こんなのを見るくらいだったら、幽霊を見た方がまだマシだったかもしれない。
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