AIが決めた恋
昨日からずっと、真島くんのオーラは真っ黒だ。初めて会った時から、色がコロコロと変わる彼だが、こんなに真っ黒な色を長時間放っていたことは、今までに無かった。

「黒いオーラに気をつけて。黒は突然やってくる。」
「え?」
「信じてもらえるか分からないけど、夢の中で会ったひいおばあさんが、私にそう言ったの。」

こんな話、普通は言ったらおかしな人だと思われてしまうかもしれない。だからこれまでは誰にも言ったことがなかったが、きっとももちゃんなら、信じてくれる。万が一、信じてもらえなかったとしても、馬鹿にされることは消してない。

「それで、真島くんのオーラは黒なの?でも、ずっと前に、真島くんのオーラは濃い灰色だって言ってなかった?」
「うん…。彼のオーラは時と場合によって変わるみたいなんだけど、昨日からずっと、真っ黒なままなの。」

ひいおばあさんは、このことを言っていたのだろうか。
でも、真島くん以外にも、影石愛が黒いオーラをしている。
彼女も私の前に、突然やってきた。
同じ日に、2人の黒いオーラが現れた。これには何か意味があるのだろうか。

「オーラが真っ黒だと、どんな意味があるの…?」
「分からない。私は見えるだけで、意味は全然知らないの。」
「そっか…。」

でも、ひいおばあさんは、『気をつけて』と言っていた。もしかしたら、危険なオーラなのかもしれない。
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