声を聞いて。 上
ここんところ
毎日応援合戦のための
ダンス練習が続く。

普段こんなに体動かしたことなくて
慣れるまでは大変だったが
毎日踊っていると
だんだん体がついてくるようになった。


「練習はここまで!お疲れ様!」



うちの組の応援団長の声と共に
今日の練習が終わった。
疲れてその場に座り込んだ。


結「留奈ー!疲れたー」


留奈「うちも!でも楽しいね!なんか青春って感じ!」


そう笑いながら話していると



「4組の応援の時の衣装できたよー」



うちのクラスの衣装担当の子が
衣装を持ってきてくれた。
白いに黄色い線が入っている
チアガール風の衣装だ。
動くと少しお腹がチラリと
見えるようになっている


留奈「可愛い!けど、ちょっと/////」


結「動くとお腹出るのはずくない?」


2人でそう話していると
そのチラリズムがいいんだよ!と
衣装担当の子と団長にいわれ
渋々納得した。



結「留奈!衣装見しておいでよ!笑」


留奈「誰に?」


結「陸くんに決まってるじゃん!彼氏がなんて言ってくれるか気になるでしょ?練習場所だってすぐそこだし。」


結はそう言いながらニヤニヤ
笑って言ってきた。


留奈「えっ?でも恥ずかしいし/////」


そう話してる時だった。



「るな?」



後ろから聞き覚えがある声がして
振り返ってみると


留奈「りくー!/////」


私は照れてあまり陸の顔を見ることが出来ず、下を向いてしまった。
それを見かねた結が


結「これうちの組の衣装なの!留奈可愛くない?」


結は満面の笑みを浮かべながら
陸に聞いていた。


陸「可愛い...すっごく/////」


陸の顔を見ると
顔を赤くしていた。

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