声を聞いて。 上
渋谷の駅の改札口付近で
華と待ち合わせしていた




予定よりも
少し早くついてしまった私は
待ち合わせ場所で携帯をいじって待つことにした





しばらくすると




「君、可愛いね?俺とデートしない?」


知らない人が声をかけてきた


知らないふりをしていたのだが
いきなり手をつかまれ
無理矢理ひっぱられた



留奈「はなしてください」


抵抗するが相手の力の方が強く
全く歯が立たない



困っていたその時


男「おいやめろ!おれの女に何の用?」



「なんだ、男いるのかよ。」




知らないスラッとした
男の人がそばに来て
変な人を追い払ってくれた



留奈「助けてくれてありがとうございます」

私は深々とお辞儀すると



男「君こんな所に1人でいたら危ないよ?」

留奈「はい、すいません」



なぜかお説教されてしまった


男「俺は、空 君の名前は?」



留奈「留奈って言います」


空「留奈ちゃん。やっぱりな。笑」



空という人はどうやら私のことを
知っているみたいだ

すらっとした身長に
髪は茶髪にふんわりウェーブがついてあり、片方の耳にピアスをつけている



留奈「私のこと知ってるんですか?」


空「知ってるよ。」


留奈「私はあなたのこと知りませんが?」

空「いずれわかるよ。したら留奈ちゃんまた今度ね?」

それだけ言うと、空という男は
渋谷の街中に消えていった



結局意味がわからず
はてなマークが頭にたくさんうかんだ




華「留奈!お待たせ!遅れてごめん」


そうこうしてるうちに
華と合流し水着を探しにお店に向かった
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