声を聞いて。 上
クラスから少し離れた所で
ようやく陸が走るのをやめた。
握られた手はずっと繋いだままだ。

私は緊張して全身が心臓のよう。
手からドキドキが伝わってしまうのではないかと心配していると



陸「学校で手を繋ぐって、結構照れるんだね?(笑」


陸がハニカミながら言うので
同じ気持ちだと言うことが
嬉しくて


留奈「私もすっごく緊張してる!笑」


自分の気持ちを正直に伝え
顔を見合わせてお互い笑顔になった
< 99 / 135 >

この作品をシェア

pagetop