妖の木漏れ日カフェ
買い物を終えて、昨日は案内してもらわなかった小高いところにある公園らしきところに来た。ちょうど頂上付近にベンチがあって、そこに腰かける。
「わあ、奇麗ですね」
そこからは、街の風景を見渡すことが出来て、ちょうど夕日も上ってきた時間帯でオレンジ色に染められた街の美しさに見惚れてしまう。
「いいでしょ? ここ。さあ、夕日を見ながら私のお気に入りのお菓子、食べましょう」
「はいっ」
スミレさんは小さな紙袋から可愛らしいピンク色の花の形をしたお菓子を取り出す。
「これね、米の粉でできたサブレなの。桜の味がして美味しいのよ」
桜の花のように小さいそのお菓子は上品で、食べるのがもったいないほどに奇麗な色をしている。
「可愛らしいですね」
「そうでしょ? 女の人に人気なの」
受け取って早速サクっと一口分を口の中に入れる。
ふんわりと、スミレさんの言っていた桜の風味が広がって優しい味に心がほっこりとする。春の香りは、心地よい。
「美味しいです」
「よかった」
夕日を見ながら食べるお菓子は、いつも食べるお菓子よりも心に染みる気がした。
「わあ、奇麗ですね」
そこからは、街の風景を見渡すことが出来て、ちょうど夕日も上ってきた時間帯でオレンジ色に染められた街の美しさに見惚れてしまう。
「いいでしょ? ここ。さあ、夕日を見ながら私のお気に入りのお菓子、食べましょう」
「はいっ」
スミレさんは小さな紙袋から可愛らしいピンク色の花の形をしたお菓子を取り出す。
「これね、米の粉でできたサブレなの。桜の味がして美味しいのよ」
桜の花のように小さいそのお菓子は上品で、食べるのがもったいないほどに奇麗な色をしている。
「可愛らしいですね」
「そうでしょ? 女の人に人気なの」
受け取って早速サクっと一口分を口の中に入れる。
ふんわりと、スミレさんの言っていた桜の風味が広がって優しい味に心がほっこりとする。春の香りは、心地よい。
「美味しいです」
「よかった」
夕日を見ながら食べるお菓子は、いつも食べるお菓子よりも心に染みる気がした。