ハーフな俺。前編(完結)

すると、俺の手にあいつは自分の手を添えて、

「ゆっくりでいいから。私聞くから。」

そう言った。

「あぁ。あいつは今そん時の男と日本に住んでるんだ。

それがうちの学校からそう遠くなくて、だから余計に忘れることなんて出来なくてよぅ。


俺は実の母親から捨てられた・・・・

そう思うと、誰を信じていいのか分かんねぇんだ。

俺は誰とも向き合うなんてできねぇんだ。
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