ハーフな俺。前編(完結)
ようやく今の自分の状況がつかめた俺は、
シートベルトを締めて、もう1度リサの方を見た。
俺の横で無防備に眠っているリサは
改めて見ると、
やはり美人だと言われる要素を兼ねそろえていて、ジィっと見惚れてしまった。
ふと気づくと彼女はシートベルトを締めていなかったので、
俺は腕を伸ばして彼女のシートベルトをリサを起こさないようにしながら締めてあげた。
それから5分ほどして、ガッガッガンっという音をたてて飛行機は無事、着陸した。