酔える声の裏側〜イケメン声優に溺愛されちゃった！？〜

「あ、まつり、おつかれ！」

「あ、マカ。おつかれ。」

「前は佐伯さんとお話しさせてくれてありがとー。
おかげで、今すごい曲できたの。」

「ほんと？それは楽しみだな。」

「うん！佐伯さんにいっぱいヒントもらっちゃって。まだ何曲かあるんだけど。
本当にいい人だよね！」

「うん。」

「というわけで、私これからしばらく本格的な制作に取りかかるから、あまりこっちに顔出せないかも。」

「大丈夫。」

「あ、それと佐伯さんイベント出るんだってね。絶対人気出るよ。」

「そうだね。私もサポート頑張る。」

「グッドラック！
なんてね。
じゃあ、バイバイ！」

...最近のマカテンション高いな。

そりゃそうだよね。

佐伯さんを歌手にするっていう悲願が達成できたわけだし。

それに、いっぱいヒントもらっちゃって...か。

何話したんだろう。

それは私がきくべきじゃないんだろうな。

でも、佐伯さんの言葉が、マカをここまでキラキラ輝かせるなんて。

本当にすごいし、マカが羨ましいかも。