君の笑顔
バイトが終ってケータイを見たら、セフレからメールがきてた。

『わりぃ!用事が入った』

着替え終って、いつでも行ける準備をしてたのに、急に体の力が抜けてしまった。

多分顔に「家帰りたくない」とでも書いてあったのだろう。

しょんぼりして店を出て行く藤木が、私を捕まえた。



「ご飯、食べに行かない?」
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