君の笑顔
3時間ぐらいだろうか…松田は休憩なしでずっとマンガを読み続けた。

私も休憩なしでパソコンの画面を見つめ続けた。

いつもより3時間が短く感じた。

3時間ってこんなに短かったっけ?

知らなかった…


「そろそろ行こうかぁ〜」

ゆっくりあくびをした松田と一緒に部屋を出た。

彼女のように後ろにひっついて歩く。

変な感じ。

別に彼女じゃないのに。

友達なのに。

松田の背中は…いつも私の手の届かないところにあった。
< 193 / 289 >

この作品をシェア

pagetop