ロミオとジュリエットは犬猿の仲
「やった!じゃあこれからもよろしくね、
ジュリエットちゃん?」


「よ、よろしく・・・」


戸惑う私を少し面白がるようにして
山田君は自分の席に戻って行った。


「全く、澪のせいだからね!?」


「なんでだよ、嫌なら断ればよかっただろ?」


「それは・・・そうだけど!」


「嫌じゃないって事だろ?
あいつからジュリエットって呼ばれるのが」


目をそらし、不貞腐れたように澪は言った。


「日代君、もしかしてやきもちですか~?」


やきもち?


「ちげーよ!そんなわけねーだろ・・・」


澪はそう言い残すと自分の席に戻って行ってしまった。

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