ロミオとジュリエットは犬猿の仲
「あ!来た来た!おーい!」


「あれ、レオンさん?」


そこには見慣れない学校の制服を着たレオンさんが居た。


「どうして・・・あ!
山田君に用事ですか?ならまだ学校にいると思い―――」


「いや!君に用があるんだよ、梨恵ちゃん?」


「はぁ・・・」


私に用事って何だろう?


「とりあえず少し歩こうか?送ってくよ」


「はい」


私はすっかり忘れてた、
レオンさんに近づかない方がいいって言われたことを・・・。

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