ロミオとジュリエットは犬猿の仲
「・・・・・・」


「でもよかったなー!誤魔化せて!」


そう、本当はキスなんてしなかった
顔をギリギリまで近づけて終わりだった。


両手で逃げ道を塞いだのも、澪の腕で
レオンさん側から私たちの口元を
見えないようにするためだと思う。


「澪・・・」


「なんだ?礼なら聞くぜ?」


「なんで、キスしなかったの?」


「・・・はぁ!?」


私も自分で何言ってるんだろうと思った。


でも・・・


< 136 / 159 >

この作品をシェア

pagetop