ロミオとジュリエットは犬猿の仲
澪はそれをためらいもなく受け取り食べたので
私も仕方なく受け取り食べた。


ホントは買わなきゃいけない
雰囲気になるから苦手なんだけどな・・・



「どうですか?おいしいでしょ?
良かったらもう一つどうぞ!若いカップルにサービス!」


「カップルじゃないです!!」「カップルじゃない!!」



私たちは同時に言った。


「あ、あらそうだったの?」


おばさんは私たちの圧に押されたのか
少し固まってしまったので、
私たちはその場を後にした。



「澪!ちょっと!」


「・・・なんだよ?」


さっきと少し離れたところで私は澪を呼び止めた。

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