さよならの涙は優しい君のために
呼び出し
次の日、煌は時間になっても家から出てこなかった。

おそらく、先に家を出たのだろう。

改めて私は煌がいないことの寂しさを思い知った。


学校に着くと、教室の前に藍がいた。

煌が6組、私が3組、藍は2組。

わざわざここを訪ねる理由はないだろう。

昨日の今日なら多分.......

「さくらちゃん!おはよ!ちょっといい?」

はぁ.......やっぱり.......

「うん」
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