さよならの涙は優しい君のために
2度目の呼び出し
煌を避けるようになってから数日経った時、煌が学校で私を訪ねてきた。

そんな時まで無視するわけにはいけない。

呼んでくれた友達に礼を言って、煌のもとへ向かう。

「さくら、ちょっと話したい。あっち行こ」

「うん。」

廊下の端の広間に私と煌の2人。

心の中で藍にごめん、と謝りつつ、話を始める。

「どうしたの?煌」

「最近、俺のこと避けてる?」

「うん」

あーあ。やっぱ、あからさますぎたかな。
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