僕だけにナデナデさせて アミュ恋 3曲目

　ダメだ。


　しーちゃんに『大嫌い』って
　言われた時のことを思い出すだけで
　
　大粒の涙がボロボロと
　瞳から溢れてくる。



　心の痛みをごまかしたくて。
　消し去りたくて。


　心の中の
　ドロドロな思いを吐き出すように
　私は子供みたいに
　声を出して泣いてしまった。



　春輝くんは
　心の傷を塞ぐように
　私の頭を撫で続けてくれている。



　私の涙が落ち着いた頃

　春に咲くタンポポみたいな
　春輝くんの温かい声が
　私の耳に届いた。