何を言われても、私はこの歌が好き
その時三人で見たその動画は、日本、アメリカ、ブラジル、チリ、フィリピン、ポーランド、ドイツ、ロシア、中国、韓国、フランス、スウェーデン、イタリアの歌い手さんが歌っているものでした。各国の言語で歌われたその動画に私は心を掴まれ、歌い手という世界に興味を持ちました。

それから、海外の歌い手さんの歌ってみたなどを聴く毎日が始まりました。日本人じゃないのに日本語がとても上手だったり、ロシア語で歌ってみた、英語で歌ってみたなどを聴くようになりました。きっと、私が海外という大きな存在に憧れていたから好きになったのかもしれません。

高校での初めての文化祭では、「Blessing 〜world edition〜」を踊らせてもらいました。二年生の時にも海外の人たちが集まって歌った曲で踊らせてもらい、思い出すと懐かしいなと思います。

海外の歌い手さんの動画ばかり見ていたのですが、ある日、YouTubeで歌を聴いていると、「この絵、すごく好きだな」という動画をふと見かけました。それは、天月さんの「小さな恋の歌」の歌ってみた動画でした。
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