意地悪執事はお嬢様を独占したい
千結様に視線を戻し、
「千結様、お迎えに来ましたよ」
と体を離しくるっと俺の方に向かせた。
千結様の顔は真っ赤で声にならない叫びで口をパクパクさせていた。
「〜〜っ、お迎えって!一条もここにいたんだから!」
と真っ赤な顔で訴える。
……そこ?と疑問を持ったが可愛かったのでスルーした。
千結様の鞄を変わりに持ち「帰りましょう」と笑顔で言うと、千結様は俺より先に歩き出した。
「ふふ、ツンデレですね」
「っ、うっさい!」
後ろ姿に声をかけると耳を赤くして恥ずかしそうに叫ぶ千結様。