意地悪執事はお嬢様を独占したい





「花岡様、私もいるのですが?」


と笑ってない笑みを浮かべる一条。


「あ、一条先生。今日は千結ちゃんと一緒なんてすね」


なんでいるんだ、と言いたげな顔で笑う藍くん。

……この2人の仲悪い理由が私っていうのが複雑。


「はい、花岡様が千結様に何するか分からないのでボディーガードとして」

「ボディーガードなんて。俺、そんなことしませんよ」


……ボディーガードだったんだ。
ボディーガードにしてはくっつきすぎだけどね?


「千結ちゃん、今日は実行委員で放課後少し残るからね!」



< 156 / 311 >

この作品をシェア

pagetop