意地悪執事はお嬢様を独占したい
「花岡様、私もいるのですが?」
と笑ってない笑みを浮かべる一条。
「あ、一条先生。今日は千結ちゃんと一緒なんてすね」
なんでいるんだ、と言いたげな顔で笑う藍くん。
……この2人の仲悪い理由が私っていうのが複雑。
「はい、花岡様が千結様に何するか分からないのでボディーガードとして」
「ボディーガードなんて。俺、そんなことしませんよ」
……ボディーガードだったんだ。
ボディーガードにしてはくっつきすぎだけどね?
「千結ちゃん、今日は実行委員で放課後少し残るからね!」