意地悪執事はお嬢様を独占したい
すると、いつもと同じようにぎゅーっと抱きしめてくる一条。
……ここが一番居心地いい。
「…長くない?」
しばらくずっとこの体勢だったため耐えきれず長いと言う。
「……ほんとは全然足りないのに」
と言うと名残惜しく離れる一条。
「あっそ」と冷たく言いリビングに向かおうと部屋を出た。
「……別に、毎日充電するんだから」
とボソッと呟くと一条は聞こえたのか
ふふっと笑って私の後を着いてきた。