意地悪執事はお嬢様を独占したい





ずぶ濡れにならなかった事にほっとした。




「…はぁー、よかった」



前髪をかきあげながらずるずるとしゃがみ込む一条は安心したような表情に緩んだ。



「……なんで、」



なんでいるの?と聞こうとすると、ふわっと抱きしめられた。



すっぽりと一条の胸に埋まる。




え?え?



突然のことに顔に熱が集中する。




「……ほんとに焦った。
ナンパとかされてるんじゃないかって心配で来てみれば湖に落ちそうになってるし……」




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