意地悪執事はお嬢様を独占したい





チラッと一条に視線を向けると、一条は女の子達の輪から抜け出していた。



こっちに近づいてくる。

一条が私の目の前に立つと



「千結様!さっきぶりですね」


とニコッと嬉しそうに笑った。



「……一条」


「なんでしょうか?」


「聞いてないんだけど、どういう事か説明してくれる?」



ニコッと微笑んだ。
……目は笑ってないだろうけども。



「どういう事ってこういう事ですよ?」


「……」




< 78 / 311 >

この作品をシェア

pagetop