意地悪執事はお嬢様を独占したい
「ちーゆーさーま♪」
「うわぁ!!」
視界に飛び込んできたのはさっきまで女の子と話していた一条だった。
……び、びっくりしたよ、。
……
……。
うん。
「近い」
近すぎる。一条の顔がドアップで目を逸らさずにはいられなかった。
「えー、目逸らさないでくださいよ」
「近いんだってば!!」
さっきのことを思い出して顔が熱くなるのがわかった。
そんな私をお構い無しにじっと見つめる一条。