極上社長に初めてを奪われて、溺愛懐妊いたしました
コピーを終えて腕時計に視線を落とすと、十五時から始まる会議まであと三十分以上。千紘社長が主催の会議なので、会場のセッティングは秘書である私の仕事になっている。

机とイスを並べて、人数分の資料を配布する。三十分もあれば余裕でできそうだ。

さっそく、コピーした資料を持って秘書室を出ようとすると、天野室長に呼び止められた。


「なぁ、笹崎。朝からずっと思っていたんだけど、なんか今日は雰囲気が違うぞ」

「え?」

「服装がいつもと違う」


自席のイスに座ったまま天野室長があごに手を当てて、私を上から下までじっと見まわす。

さすが、天野室長。そういうことろはとても目敏い。

確かに、今日の私はいつもと少しだけ雰囲気が違う。
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