秘密事項:同僚と勢いで結婚した

千智side



やらかした。


それは昨夜のこと。


一緒に寝ない日が久々だったから…。


いい歳した大人なのに寂しいなんて感じた夜中、葉山の部屋に忍び込んだ。

別に寝込みを襲おうとか、そんなことを考えていたわけではない。


ない……けど…。


「………」


すやすや気持ち良さそうに眠っている葉山の長い睫毛。いつもいつも手を真っ直ぐ頭の方へと伸ばしてバンザイしてるみたいに寝る癖。


(可愛い…)


抑えが効かなくなって、意識のない葉山の頭を何度も撫でた。


わかっていた。

だから手を出さない期間が長かったんだ。


俺はきっと、一度葉山を抱いたらタガが外れて毎晩求めてしまう。


わかっていたのに、自制心も理性も何も役に立たなかった。


「ん…」


1週間に1回?

ずっと大好きな人がそばにいて、しかも妻になって…。

やっと………やっとカラダを重ねたのに週一なんて耐えられるわけがない。
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