秘密事項:同僚と勢いで結婚した


(………かわいい)


なんていう感想を心の中で浮かべて…。


「…………葉山が思ってる以上に俺、重たいよ」


息苦しく感じたらごめん。

嫌悪感を抱かないで欲しい、なんて自分勝手な欲求ばかり並べているけれど…。


「……やっと…両想いになれた人相手に、簡単に冷めるとかマンネリ化するとか……今の俺には全く想像つかないや」


ぶつけずにはいられない。


「…………この先も一生…」










「俺に愛されててください」









「………うん…」






週一と宣告されて約48時間経った今。


手を握りしめて葉山の瞳を覗き込んだ。


その数秒後、顔を紅潮させながら妻はキスしてくれたから……。











その夜、おかしいくらいに愛した。



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