運命
『波』

岩はいつもドシッと構えている
時には私たちの道や足場になってくれる
だが波があたると1岩は崩れ落ちてゆく
なんとも脆いものだ
恋もそれと同じだ
アタックできる間
好きになったばかりの頃は
胸の高鳴りがすごい
いつもドキドキしている
だが失恋すればそれは一変する
悲しみが
悲しみの涙が一気におしよせ
恋心を砕いていってしまう
正しく
波のごと 砕け散りゆく 恋心
だと私は考える
< 23 / 31 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop