俺のボディガードは陰陽師。~第四幕・夜に抗う~
始まってしまった、糾弾物語…!
野郎どもに次々と質問責めに合う。
事情を知っている美森は苦笑いしながらその様子を見守っており、隣の川村は目を丸くして同じくこっちの様子を見守っている。
っつーか、川村。なずなの親友であるおまえ、何か知ってんだろ?
と、逆に聞きたいが。
「親公認の仲ってどういうことだ!おまえらもうヤッたのか!」
「…っつーか、チカはなぜいつもそっちの方向に繋げる!何でそんなことを聞く!」
「えー。フツーに聞きたいから。フー!」
「………」
いろいろ面倒だが。
俺はさっきから悶々と考えていた、言い訳を披露することに決めた。
俺の親父となずなの親父は、知り合いというか…ビジネスパートナーってやつで。
そんな関係で、お互いを知って偶然同じ高校で。
で、学校でも話をするようになったんだ。
なずなはこの家にも来たことあるし、母さんとも顔を合わせている。
「へぇ…親父同士の仕事の関係。そーだったの」
「それ、いつの話?」
「き、去年…」
「へぇー」