記憶シュレッダー
あたしと蒔絵は目を見かわせる。


これって一体どういうこと?


嫌な記憶をシュレッダーにかけた瞬間、由香里の記憶が変化した?


まさか、そんなことがあるわけない。


そう思いながらも、あたしはジッとシュレッダーを見つめていた。


このシュレッダーは特別に引きつけられる何かがある。


同時に恐怖心が湧きあがってきた。


こんなに簡単に記憶が消える機械に、これ以上近くにいたくないと感じた。


あたしはシュレッダーに布をかけ、慌てて部屋を出たのだった。
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